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【FEH】ざっくり武器錬成解説&考察Ver.8.2.0【アップデート/2月/神階英雄錬成】

ジムワイパー大好きテンクーコングです

今回は4部トリのスカビオサ5部神階トップバッターのレギン配布ながら長い間使われたアシュナードや多特効のシーダが居る一方、他は汎用武器、神器が微妙などで地味さが拭えなかったキャラと両極端なラインナップ。

 

果たして今回の当たりは...?

 

武器の解説欄では
青で新規に付与された効果を、
緑で錬成前から強化された効果を、
黄緑で特殊錬成の効果を
赤で錬成前から弱体化した効果を
書いていく。
また考察は基本的に飛空城を中心とした視点で、記載しない限りは闘技場、決闘視点でない点は留意。

※掲載当時の環境を反映した物で、今後追加されたスキルに関しては一切考察の範囲外なのに注意

 

通常錬成枠

フィオーラ(穢れなき白翼)

穢れなき白槍

HP+3

自分から攻撃した時、または、
周囲2マス以内に味方がいる時、
戦闘中、攻撃、速さ、守備、魔防+4、
敵の絶対追撃を無効、かつ、自分の追撃不可を無効、
かつ、魔防が敵より高い時、
受けた範囲奥義のダメージと、
戦闘中に攻撃を受けた時のダメージを
魔防の差×4%軽減
戦闘開始時、自身のHPが25%以上なら、
戦闘中、攻撃、速さ、守備、魔防+4、
敵の奥義発動カウント変動量+を無効、かつ
自身の奥義発動カウント変動量-を無効

戦闘開始時、自身のHPが25%以上で、
攻撃時に発動する奥義を装備している時、
戦闘中、【虚勢】の効果無しで
自分の速さ+魔防が 「敵の速さ+魔防-5」
以上であれば、
自分の最初の攻撃前に奥義発動カウント-2

戦闘開始時、自身のHPが25%以上なら、
戦闘後、7回復

・HP条件と2マス条件or攻めれば全ステ+8
・見切り・追撃効果
・竜鱗障壁
・完拍節
・虚勢抜きで速魔合計が敵の速魔合計-5した値に勝てば強制奥義カウント加速
・護符回復

 

烈火時代のペガサス三姉妹の姉貴の方。
原作では三姉妹にして三強キャラ(ペガサス自体が強キャラだが、前作や次回作で抜きん出て強い竜騎士が居ない烈火では相対的にも追い風)だが、FEHでは5限なのにも関わらず末妹同様の汎用で所持してきた天馬行空は全くもって役に立たない代物とただのすり抜け外れ枠でしかない散々なキャラだった。
おまけにステータス配分もそれが前提でめちゃくちゃバランスが悪い

 

元々キャンセルの槍を持ってきていたため錬成には確実にキャンセルは付くだろうと思われていたがなんと未搭載。初期キャラの錬成では度々あったが最近では大体守られていた元の所持武器の面影が一切ない異例の錬成内容と言える

そしてむしろ方向性は真逆で相手のキャンセルに対して滅法強い強制奥義加速、完拍節持ちで敵の奥義加速やキャンセルを消しながら奥義をとにかく乱発する。そこを補完するかのように相性の良い竜鱗障壁、見切り追撃を搭載する事でステ振りの弊害も改善している。
虚勢の効果こそないが速魔全振りのフィオーラからしたらデメリットは無いも同然

 

迅雷運用こそほぼ不可能になってしまったが車懸の存在によりダメージカット無効化手段があるのはでかい。そして魔防振りの槍と言う点からサナミカを真正面から受けられる貴重な人材でもある
受けるだけならエンゲージ要らずで確実に車懸を回せるし、攻め込むならエンゲージで開幕車懸を叩き込める。本来ならこのステータスだと火力不足に悩むところだが、基本的にダメカで耐久を誤魔化すキャラが多いため車懸を回してるだけで十分な破壊力がある

 

アイオテで縛られるのに武器補正が全ステ+8しかないのも以前なら弱点だったが、これも神速登場で誤魔化せるようになった。数値上は高いが実際は激戦区相当の速さに留まる関係上、相性は抜群に良く弱点をかなり補ってくれる。

 

とは言えカットで誤魔化している相手には十分な破壊力を持つが、こちらも車懸で火力を誤魔化しているのに過ぎないため純粋に硬い敵は厳しい
魔防参照の固定ダメージもないため奥義が通らなければほぼほぼ返り討ちにさせられる。フィオーラ自体も物理のカット無効攻撃には弱い。魔防を盛るスキルよりも攻速を盛るスキルを優先させられるのもやや難点に入るか。

 

しかしながらそれ以上に産廃5限だったフィオーラがここまで戦える錬成を貰えたというのがそんな弱点も吹き飛ぶぐらいの快挙だろう。
間違いなく超が付くレベルの当たり錬成なのだが本当にフィオーラに何があった?

 

サンプル

 

ベルナデッタ(永遠の引き籠もり)

被害妄想の弓

飛行特効 攻擊+3
戦闘開始時、自身が 【不利な状態異常】 を受けている、
または、戦闘開始時、自身のHPが99%以下の時、
戦闘中、攻撃、速さ+5、絶対追撃
かつ、自分から攻撃した時、
追撃可能なら自分の攻撃の直後に追撃を行う
ターン開始時、周囲2マス以内に味方がいる時、
自分と周囲2マス以内の味方に1ダメージ、
自身の奥義発動カウント-1

自分から攻撃した時、または、
戦闘開始時、敵のHPが75%以上の時、
戦闘中、攻撃、速さが
戦闘開始時の自分のHP減少量×2+5だけ上昇
(最大15)、
自身の奥義発動カウント変動量+1

・実質攻めれば攻速+10
・自HPの減少量で攻速が最大15分上昇
→最大攻速+20
・絶対追撃
・攻め立て
・鍛錬の鼓動&2マス内巻き込み自傷
・奥義加速

 

性能は一見面白そうだが、自力での自傷手段を得られたのがクリスマス版以降だったため相対的に不遇だった恒常バージョン

 

錬成でしっかり周囲を巻き込む自傷効果を手に入れ攻め立てを活かしやすくなり、絶対追撃で追撃不可との相殺を狙いながら奥義加速で狙撃を繰り出しやすくなった。奥義加速も毎ターン行われるためマップ奥義で継続した爆撃も可能
地味にHPが減っても発動する自傷効果は初で、これまでの自傷系ベルナデッタとは少し変わった運用も開拓の余地がある。離脱の行路でノーデメリットの固定再移動を狙うか、理の蛇毒で戦闘前ダメージを伸ばすかの二択

 

最大攻速は高いが、とは言え火力はまずまずぐらいに収まる。
特に初動が12程度でステータス参照系の固定ダメージもなく、奥義火力を絡めないと大したダメージが出せない。攻め立て武器なので防衛駒としては火力面以上に不動が持てないのが厳しいか。

 

欠点は補われ最低限必要な物与えられたが、それ以上の物はないという印象。ただエンゲージ登場のお陰もありマップ奥義攻め適正があるのは今までにない強み。
総選挙版が控えているのでより強く個性が濃いバージョンはそちらを待った方が良い。

 

サンプル

 

リンカ(炎の娘)

リンカの鬼金棒

HP+3

奥義が発動しやすい (発動カウント-1)
戦闘開始時、自身のHPが99%以下の時、または、
戦闘開始時、敵のHPが75%以上の時、または、
敵から攻撃された時、
戦闘中、攻撃、守備+5、速さ、魔防+4、
奥義発動カウント変動量+1
最初に受けた攻撃と2回攻撃のダメージ-守備の15%
周囲3マス以内に味方がいる時、
戦闘中、攻撃、速さ、守備、魔防+4、
自分の攻撃でダメージを与えた時、7回復
(与えたダメージが0でも効果は発動)、
最初に受けた攻撃と2回攻撃のダメージを40%軽減、
最初に受けた攻撃で軽減した値を、
自身の次の攻撃のダメージに+

・キラー
・3マス条件を満たし受ければ攻守+9、速守+8
・奥義加速
・初撃&連撃ダメージカット&防御側アスク算
・攻撃回復
・攻撃反射

 

原作では「力のリンカ、技のカゲロウ」と言う設定のはずが「力と技のカゲロウ...リンカ」と揶揄され、ほぼほぼ兵種の素質を渡すためのキャラとされるほどのif随一の不遇キャラだったが、FEHでは5限で登場した上にまさかの神器持ちと言う好待遇...と思わせてその神器が弱いためにやっぱり不遇だったキャラ
一応炎祭版は軍配が独特な効果と物理防御の高さが話題になったが、所詮☆4汎用枠の域は出なかった。

 

そんな惨状だったリンカだが錬成では奥義加速、攻撃反射、攻撃回復、そしてなんと防御側アスク算を獲得、使用率の低さも相まって盛りに盛られた効果を得られた
言うまでもなく守備は無補正でも50を超すほどの凄まじく高さを持つため効力は十分。キラー持ちなので奥義加速込みで反撃車懸も可能。更に絶妙に足りない速さもフィオーラ同様神速でカバー可能なのは非常に追い風
フィオーラと異なり火力が足りない点は攻撃反射がカバー出来るため、この攻撃値でありながら火力不足には悩まされなくなったのもまた大きな進歩

 

ただし魔防の低さに関してはアスク算×神速でもなお補いきれるかは微妙。サナミカが赤魔で環境トップであるが故に追い風であるフィオーラとはここでも対照的で環境からはむしろ逆風

 

弱点は環境的にはかなり致命的だが、性能その物は間違いなく相当高くなった。緑と言う点を差し引いても特効をほぼ突かれない歩行斧が持つアスク算はあまりにも強い。
9年を経てようやく力のリンカの名に恥じない本領発揮の時がやってきた

 

サンプル

 

超英雄錬成枠

シーダ(辺境の国の幼王女)

フェザーソード

HP+3

剣、槍、斧、無属性弓、重装特効 攻撃+3

敵から攻撃された時、または、
戦闘開始時、敵のHPが75%以上の時、
戦闘中、攻撃、速さ、守備、魔防+4、
敵の絶対追撃を無効、かつ、自分の追撃不可を無効

自分のHPが90%以下、または、
敵が剣、槍、斧、無属性弓、重装なら、
敵から攻撃された時、先制攻撃 
【再移動 (2)】を発動可能
戦闘開始時、自身のHPが25%以上なら、
戦闘中、攻撃、速さ、守備、魔防+4、
さらに、攻撃、速さが
周囲3マス以内の味方の人数×3だけ上昇(最大6)、
最初に受けた攻撃と2回攻撃のダメージを40%軽減

・剣槍斧無弓重装特効
・HP条件と敵HP条件or受ければ全ステ+8
・3マス内の味方数で攻速最大+6加算
→攻速11~14、守魔+8相当
・見切り・追撃効果
・HP条件or剣槍斧無弓重装に待ち伏せ
・初撃&連撃ダメージカット

 

まさかまさかの剣槍斧弓重装特効とか言う超広範囲特効武器を引っ提げてきた上、それが待ち伏せてくる事で話題になった。
当時はエリウッドやケンプフ、アルムなどを斬り伏せられる点が攻城で便利だったがすぐに火力不足が露呈。そもそも魔法系や伝承クロムには待ち伏せられなかったり、ワユマルなどの待ち伏せも特効も入らないアタッカーが防衛入りしていくとあっと言う間に姿を消した

 

後発の伝承も待ち伏せ型だったためこの方面で特化すると思われたが、与えられた内容はむしろ待ち伏せを無視して自分から直接殴り込んだ方が早いと言う代物
広範囲の特効と+8以上の補正が入った攻速に物を言わせ、殴り込んで再移動で離脱していく立派な飛行アタッカーである

 

強引に方針転換する事で待ち伏せ型は捨てられるようになったが、攻めアタッカーとして運用するには周囲3マス内の味方の数で攻速が左右される点がやや曲者
猛襲などを活かして飛ぶにしても味方が1人しか居ないという状態はいくらでもあり得るため安定感にはやや欠ける印象

 

奥義加速なども特にないため運用するなら周りでの工夫は必須。良い意味でも悪い意味でも普通のアタッカーになってしまったがやはり特効がある分刺さった時の性能は高い

 

サンプル

 

神階英雄錬成枠

スカビオサ(悪夢の)

不幸の花

攻撃+3
十字方向にいる敵は、戦闘中、守備、魔防-5

敵のHPが75%以上で戦闘開始時、または、
敵の周囲2マス以内に他の敵がいる時、
戦闘中、敵の攻撃、速さ、魔防-4
戦闘開始時、自身のHPが25%以上なら、
戦闘中、敵の攻撃、速さ、魔防-4、自身は絶対追撃、
戦闘中に攻撃していれば、戦闘後に
敵と、その周囲2マスの敵に10ダメージ

こわいゆめ・神

このスキルは「歌う」「踊る」として扱われる
「歌う」「踊る」を持つ対象には使用できない

対象を行動可能な状態にし、
自分と対象の十字方向にいる敵の
攻撃、速さ、守備、魔防-5
【キャンセル】、【不和】を付与

・十字軸の敵の守魔-5
・HP条件と敵HP条件or敵同士でマス条件を満たせば実質全ステ+8
→十字軸に攻撃で攻+13、速守魔+8相当
・絶対追撃
・ペイン

こわいゆめ・神

・踊り
・踊り時に攻速守魔デバフ&キャンセル&不和付与

 

第4部の伝承神階錬成も遂に最後。同時実装のフレイヤから遅れる事半年でようやく錬成が実装された。
当初はアルシャロ時代も終わり型落ちに入っていたユンヌと同属性、同神階効果と言う事で踊れる点も相まって完全に取って代わったが、直後に追加枠神階時代に突入すると、射程がある上に火力が高すぎてマルテなどを相手にすると踊らず自分から殴りに行ってしまうと言う弱点が露呈し、踊り枠ながら使い勝手の悪さで悪名高かった。なんなら殴りにいかないようにレベル1戦法まで採用される程

 

少しでも使い勝手が高まる錬成に期待されていたが、やはりと言うべきか火力が引き上がる錬成となった上に踊りの性能もあまり良い強化とは言えない物となってしまった。しかも微量どころかまあまあな増加量。
防衛神階だから仕方ないとも思われそうだが、同じ防衛踊り子のルピナスは強化無効が貰えている事を考えると明らかに不公平な程の差がある

 

一応不和自体は弱い効果ではないが、強いかと言われたら怪しい。そして殴っても反撃不可を付けて嫌らしく退場できるルピナスと違って別に殴っても大した事がない
錬成後で比較したら比べるまでもなくユンヌの方が強いが、そもそも防衛神階として使いにくい点には変わりない。やはりもしこれで射程が短ければ大分マシだったと思わざるを得ない。

 

サンプル

 

レギン(希望の駿馬)

リュングヘイズ

HP+3

速さ+3
1~4ターン目の間、【再移動(3)】を発動可能

自分から攻撃した時、または、
周囲2マス以内に味方がいる時、
戦闘中、攻撃、速さ+6、守備、魔防+4、
攻撃、速さの弱化を無効、かつ
最初に受けた攻撃と2回攻撃のダメージ40%軽減

戦闘開始時、自身のHPが25%以上なら、
戦闘中、攻撃、速さ、守備、魔防+4、
敵の絶対追撃を無効、かつ、自分の追撃不可を無効、
ダメージ+速さの20%(範囲奥義を除く)

魔弾・神

1ターン目開始時、および、4ターン目開始時、
奥義発動カウント-3

20を奥義ダメージに加算、かつ、
敵の守備か魔防の低い方でダメージ計算

・ターン制限再移動3
・HP条件を満たし攻めれば攻速+10、守魔+8
・攻速弱化無効
・初撃&連撃ダメージカット
・見切り・追撃効果
・速さ参照固定ダメージ

魔弾・神

・1ターン目&4ターン目に奥義チャージ
・20ダメージを加算
・魔刃

 

追加枠神階のトップバッター。FEHでは初めて再移動の概念を持参し、魔弾の超火力や驚異の再移動距離からなる機動力で配布ヒロイン随一の戦闘力を発揮し、その圧倒的なパワーで配布キャラとしての伝承アイクを完全に亡き者にした
戦闘面での性能が遅れを取るようになった今でさえ魔弾を撃ち込むだけなら現役、救援4や干渉4などで飛び回ったりサポートも出来たりとカスタマイズ性が高く総じてピアニーに次ぐ優秀さを誇る神階英雄だった

 

高機動力で動き回りつつ奥義を撃つというのがコンセプトと言う事でその方面に強化されるかと思われたが、蓋を開ければ奥義でのダメカ無効、ダメカ半減はなし。
一方で見切り追撃に速さ参照ダメージ、魔弾自体のダメージアップで火力もちゃんと上がり、奥義チャージも正月版のような4ターン目での再チャージが付いたため確かに強化はされたが劇的な強化とまではならない具合になった。
先述した通り今でも使えるため強化幅が控えめになったというのがこの錬成に繋がったのは間違いないが、これにより今後硬すぎる相手にはほぼほぼしっかり止められるのは確定したため現状でも既に起こっている魔弾だと過剰火力or火力不足の極端な二極化は更に加速する

 

とは言え総選挙エーデルガルトぐらいはボーナス込みなら粉砕できるようになった他、炎撃や奮激などまで仕上がった物であれば近防付き3神階個体でも魔弾でギリギリながら撃破可能な程の火力は出るように。1ターン目攻めなら外部からの干渉も少ないため、クガ等の攻め槍を通す為の駒としては有力になった。
ただし神階であるが故に魔法罠の影響を受けやすいので初動をレギンで潰す立ち回りが強いかは所説。基本的には今まで通り救援で飛んだり干渉、救出役としての立ち回りの方が強いだろう。

ダメージカット無効、半減関連は付かないとしても付かないなら魔弾は毎ターン開始時に再チャージしても良かったような気はする
これ以外に便利な使い方が出来るレギンだから良かったものの、もし防衛神階のオッテルがこの錬成&強化だった場合は相当悲惨な結果だったに違いない

 

サンプル

 

聖杯錬成枠

アシュナード(狂王)

グルグラント

HP+3

飛行特効無効 守備+3

周囲4マス以内の敵は、 戦闘中、攻擊、守備-5、
攻撃、守備の強化を無効、
追撃不可、奥義発動カウント変動量-1
敵から攻撃された時、または、
戦闘開始時、敵のHPが75%以上の時、
戦闘中、敵の攻撃、守備-5、
さらに、敵の攻撃、守備が
戦闘開始時の自分の守備の15%だけ減少、
自分が戦闘中に攻撃を受けた時のダメージを30%軽減
(範囲奥義を除く)

・飛行特効無効
・攻撃守備の大大牽制

・4マス内の敵に攻撃守備の凪
・4マス内の敵に追撃不可
・4マス内の敵にキャンセル
・敵HP条件or受ければ攻守魔+5相当
・守備数値分敵の攻守デバフ
→合計攻守魔+17相当
・ダメージカット

蒼炎の軌跡のラスボス。突出して抜きんでて強いキャラが居ない代わりに全員が高水準だった2020年度の闇ガチャでまさかの配布枠として登場し、遠反こそ搭載しなかったものの牽制効果と特効無効のお陰で物理霧亜と言わんばかりの要塞として活躍
回避剣士全盛期だったため戦力としては一度インフレに飲まれかけるが、その後登場した護り手に牽制効果がサポートとして有用と言う事を見出されると今度は護られ役のサポーターとして大活躍した。有用なサポーターが増えるまで弓ヒノカと人気を二分していた事を考えるとラスボスに相応しくかなり息の長かったキャラだと言える

 

そしてサポーターとして使われていたという側面を意識されたか牽制効果を強化、拡大された上で攻守凪、キャンセル、追撃不可まで新たに敵に与えられるようになった
元となったスキル「恐怖」は必殺率と命中率を下げる効果だったが、この内の必殺率減少をキャンセルで再現できた形となる。

また特殊錬成で攻撃を大きく下げられるようになったため、強化無効も相まって特に物理方面の耐久は凄まじい
並のダメージカット無効攻撃も素の攻撃を下げる事で殆どダメージを受けないなんて芸当も可能に

 

だが硬さとサポートの両方に振った結果、最低限最も欲しかった絶対追撃がまさかの非搭載と言う異常事態が発生。昨今では聖杯はおろか☆4でも当たり前のように付いている効果でこの惨状は痛すぎる。
この枠さえ絶対追撃ならサポート性能もある要塞として独自のポジションに立てたが、そうでないためどっち付かずの中途半端なキャラになってしまっており、そのポテンシャルが活かせる噛み合ったスキルやエンゲージ効果の登場に今後の全てが左右される。

 

...なんて思っていた矢先、あたかもそれを想定していたかのように飛竜行空の派生進化スキル「飛竜裂空を投入
このスキルはフィオーラの武器の仕様と同じで「虚勢抜きで速守の合計値-10した状態」で発動し、絶対追撃、追撃不可、守備-35分の値に応じた最大7の固定ダメージ、同条件で最大7の初撃&連撃ダメージ減少、更にディアマンドと同様の被追撃速さ判定+20内蔵と言う飛竜行空とは比べ物にならないレベルの超盛り盛りスキル

アシュナードの速さは10凸花25でも30と中速ともギリギリ言いきれない心許ない数値だが、"戦闘中"の速守合計を用いるため武器で大きく守備を下げられるこの錬成であれば例え速さが足らずとも大抵は発動条件を強引に満たせてしまえる
逆に似たような攻守デバフ武器持ちは大抵アシュナード以下の速さである事が多いため速さ分で強引に勝ちにいける
この絶妙な速さと錬成の圧倒的デバフのバランスによって無理矢理適正を作り出せている

 

このスキルが投入された事で絶対追撃による攻撃性能を得たり、それ以上に素の耐久力の大幅向上で使い勝手は大幅にアップ。あのサナミカやイグルイの攻撃も(デバフ等で条件が悪くなければ)耐えて返り討ちに
イグルイ級のキャラですら通常攻撃は1桁相当のダメージに抑えられる点から並のキャラからはまずダメージが通らない。耐久の高いキャラが持つダメージ減少がいかに凶悪かがよく分かる好例。

 

また響心スキルにあの飛走の先導も追加されたため、搭載すれば持ち前のサポート力も更に強化自慢の耐久力で返り討ちし、味方を運び手や先導を駆使して突撃させた後には自ら止めを刺しに行くと言うその戦い方は正に王者その物

ただ、絶対追撃が通らない相手には火力が車懸頼りになる点は相変わらずで、また被追撃を受けると飛竜裂空が働かず落とされかねないので注意。

 

サンプル

総評

A-(見違える程の別キャラに変化。アシュナードは飛竜裂空前提)

B(普通)

B-(現行のスキルが噛み合わないor方向性が違う。弱くはない)

C(妥当と言えば妥当だが、他妖精より明らかに錬成と強化が弱い)

 

絶望的に弱い錬成は無かった反面、当初キャラコンセプトを真っ向から否定されていたりよく分からない強化もあったりで錬成内容自体には疑問が出る回となった。と言うよりもフィオーラとリンカ以外力の入れ方がややおかしいとも言うべきか。逆にこの二人の錬成内容は文句なしで素晴らしい

 

アシュナードは当初の錬成内容だけ見れば微妙寄りだが、直後に登場するスキルが全て噛み合うと言うのがビジネス錬成とも揶揄出来るようなやり方とも言える。
とは言え新スキルで再び活路を見出せるというのはFEHの性質上むしろ良いことであり、直接の儲けに影響しにくい聖杯キャラであるからこそこう言うやり方で真の強化手段を推しだしていくのは個人的には正解。なお飛竜裂空がなければB-相当の評価に留まる。

 

この辺の時期のキャラは少し弄り間違えるととんでもない事になったりいまいち取り扱いが難しいという事情もあるため、今後も調整のためによくわからない方面の錬成は続く事になりそうなのがもどかしい所
とは言え他の妖精と比べて一人負けのスカビオサはもう少し上手く調整出来たのでは...と思わざるを得ない。

 

来月以降の予定と予想

直近錬成待ち









・聖杯

超英雄

伝承/神階

来月の確定枠はダグ、セイロス、サザミカ、ギャンレル
それ以外はミドリコ、アネット、そしてミドリコとリリスの同ガチャ被りを避ける形暴走カムイ男が来る可能性が高い
無論リシテア魔王リオン、リリスの可能性も0ではない。

 

ダグ
Bか武器のどっちかは回避かダメージカットが付きそう。
ダグの運用でよく見かけるのが救援迅雷なのでワープで殴って迅雷→そのまま天駆展開みたいな事が出来ると一気に使い勝手が良くなりそう

 

セイロス
追加スキルが真竜鱗障壁になるかどうかは見物だが、今更ステータス操作のない専用Bを貰ったところであまり嬉しくはないか。
光輝く翼は元からしょっぱい効果だったため、錬成でかなりサポート性能が上がって置き物として厄介になりそう。

 

比翼ミカヤ(サザミカ)
水着版のように2回攻撃が出せるようになるのか、もしくは敵弱化増幅や混乱付与で更に弱化特化性能になるのか。或いは当時流行った待ち伏せを先制形式で内蔵されるのか。
不遇な伝承版の錬成前に実装されてしまうのが少々不安材料。


ギャンレル
サンダー系武器の性質上魔刃は内蔵されそう。
やたらと魔防を意識した性能だったため魔防参照の固定ダメージ以外にも何か生えてくるかもしれない。

 

ミドリコ
お大尽の弓のデメリット無し版的な圧倒的に攻撃を下げる武器になりそう。
汎用でステータス操作系は実質銀武器同様の扱いをされがちなのではっきり言って効果が読めない。

 

アネット
現状劣化ステラなので色々応援による追加効果が付きそうだが、応援した時に魔刃付与が一番あり得る
本人のパワーが意外と高いので殴り性能を更に強くするのもアリ。

 

暴走カムイ男
剣士に対して強く性能自体は高かった方だが、全体のレベルが高い2020年闇ガチャ組の中では唯一見劣りしていたため錬成が強くなる可能性は十分考えられる
伝承版が実装されてないため他バージョンの参照先がハロウィンぐらいしかなく、予想は付きにくいが女同様孤立時の性能を高める方針で来る可能性はあり得る

 

 

 

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