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【FEH】ざっくり武器錬成解説&考察Ver.6.9.0【アップデート/9月/第4回総選挙/伝承/神階英雄錬成】

またもやよくわからない祭りガチャが来たが試みは面白いと思ってるテンクーコングです。

 

今回は毎年恒例となった総選挙組の錬成、そして早くも錬成&強化が入る3部後半伝承神階の二人聖杯枠のハール11月まで飛ばされたユンヌがかわいそう
特にディミトリとリシテアは実装時から全く活躍できず、逆にエーデルガルトは今に至るまで狭まりながらも生き残り続けた実績があるという極端なパワーバランス。

また伝承神階組もユリアは直前になって上位互換のディアドラが属性被りで登場ソティスは最初から防衛神階としては最弱レベルだったと強化必須が待ち構えるラインナップ。
そしてハールは先月のルトガーのように原作強キャラらしく今の聖杯錬成の波に乗っかれる強さの武器を得られるのかが鍵

果たして今回の当たりは...?

 

武器の解説欄では
青で新規に付与された効果を、
緑で錬成前から強化された効果を、
黄緑で特殊錬成の効果を
赤で錬成前から弱体化した効果を
書いていく。
また考察は基本的に飛空城を中心とした視点で、記載しない限りは闘技場、決闘視点でない点は留意。

 

通常錬成枠

ディミトリ(ファーガス王)

蒼月グラディウス

HP+3

戦闘中、敵の攻撃によりダメージを受けた時、
奥義発動カウント変動量+1
(同系統効果時、最大値適用)
(この効果は受けたダメージが0の場合でも発動する)

敵から攻撃された時、距離に関係なく反撃する
周囲3マス以内に味方がいる時、
戦闘中、自身の速さ、守備、魔防+5
与えるダメージ+自分の守備の20%
受けるダメージ-自分の守備の20%
(範囲奥義を除く)、かつ
戦闘中、敵の守備-5、
敵の攻撃、守備の強化の+を無効

・半呼吸(被弾時側のみ)
・遠距離反撃
・3マス条件で実質全ステ+5
・守備参照でダメージ減少&ダメージ増加(アスク、マリア算)
・攻撃守備の凪

 

登場直後にマルテに全てのお株を奪われ、更に伝承版が理想的な受けキャラとして登場、そもそも出た時からほぼ型落ちで少し前に出た混沌ラグネルに比べても明らかに質が悪い武器という例年のごとく1位なのに不遇極まりないポジションだった

遠反武器という事もあり強化にはかなり懸念されていたが、蓋を開けてみればこれまた例年通り色んな効果が次々生え始めもはや別物と言っても良いぐらいになった
特に目を引くと言ったらやはりアスク
元々専用Bが守備参照回避だったためこれが貰えるかは怪しかったがしっかり獲得。他バージョンの無惨のようなパワーを持ちつつダメカ無効に左右されないダメージ減少で耐える力が大幅に上がった。総選挙補正でステバフが+5なのも嬉しい。

 

攻守凪が付いたのも非常にありがたく、これらを組み合わせればなんとあのカムエリやリシルテなどをまとめて受けても、最近出た水着の自分を受けても立っていられるという驚異の耐久力を手にした
これらが耐えられる=マルテメタに強いというのを意味するため青属性の中でもかなり耐えられるという証明に繋がっている
また条件次第では伝承ベレトの覇天すら耐え抜ける。ただし後述するが相手はやめた方が良い。

アスク算持ちの中でも真っ当にHPが高く耐えられる攻撃が多いのも長所
神階補正が受けられないアスク、HPが低すぎるマリアしか持ってなかったため錬成効果もあってHPが高いディミトリが持つのは脅威以外の何物でもない
更に型の自由度の高さも特徴で、素直に守備系を特化する物から速さに割いて風薙ぎなどの突破を試みる型まで色々考えられる

 

弱点は追撃不可や見切り追撃を自前で持たない点、守備参照の攻撃や反撃不可に弱い、最近話題の防壁を持たないところやキラーがない所など。
守備参照の攻撃には流石に弱く、特に伝承アルムには押し込まれる危険性が高い
耐えるだけなら物理攻撃というのもありHPでカバーすればいけるが、 Bが無効化される以上ダメージはめちゃくちゃ痛いので本気で相手するなら速さで追いつくのが手っ取り早い

また伝承ベレトや嫁リリーナ、トキなど、なんだかんだ耐えられはするが痛い攻撃も数多く対魔法に関しては油断できない。元の魔防が低すぎて魔法へのマップ兵器軽減ももはや飾りレベル
この辺はアスクもかなり苦労させられる部分なので過信は禁物

 

実際追撃を受けても大抵は耐えられるが、それでも受けないのに越したことはないので最終的にと組みつつ更に攻撃の紫煙で追撃不可、もしくは速さ振りで同様外付け見切りの力を借りる形になるだろう。
極まれば最新キャラでもぶち抜けるのはかなり限られる、相当強力な今を輝く受けである

 

サンプル

 

クロード(パルミラ国王)

翠風パルティア

飛行特効
奥義が発動しやすい(発動カウント-1)

自分から攻撃した時、または、
周囲2マス以内に味方がいる時、
戦闘中、攻撃、速さ、守備、魔防+5、かつ
戦闘中、【回復不可】を60%無効
戦闘中、奥義による攻撃でダメージを与えた時、
自分の最大HPの50%回復
(与えたダメージが0でも効果は発動)

戦闘開始時、自身のHPが25%以上なら、
戦闘中、攻撃、速さ、守備、魔防+5、
自身の追撃不可を無効、
自身の奥義発動カウント変動量-を無効、かつ
自身が【有利な状態】を受けている時、
最初に受けた攻撃のダメージを30%軽減

・キラー
・攻めor2マス条件を満たし、HP条件で全ステ+10&「不治の幻煙」効果軽減

・奥義でHP半分回復
・追撃不可無効
・キャンセル無効
・有利状態で初撃ダメージカット

 

他の総選挙組に比べ唯一エーデルガルト以外でまともな性能をしていたのだが半年後に実装されたリヴスラの煽りを強く受け一気に姿を消し、リヴスラが消えて以降も見切り追撃を持たず火力、耐久ともに足りないため復権もできずディミトリ同様伝承の方が長く目立ち影が薄い存在だった

 

錬成によってこれまでの恨みを晴らすかのように回復不可無効を初実装してきた
ただし正確には無効というよりは影響軽減に近く、例えば本来20ダメージ回復するところを不治によって12回復になるという程度。
それでも不治の幻煙に立ち向かうには十分すぎる効果で、無効系の一種であるためにどれだけ回復不可が進化しようが回復保証されているのはとても心強い

他クロードの落星程ではないものの欲しかったダメージカットも無事入手。更にキャンセル無効がもらえた事でキャンセル相手にも奥義&ダメージ回復が通すことが出来かなり安定感が上がった
勿論ステバフが+10に進化したのも耐久、火力共に不足していたクロードには非常に嬉しい。地味に総選挙の2距離が全ステ+10を入手したのは初の例でもある

 

ただそれでも火力面が少し不安なのは否めない。加えてクロードは受け運用も兼ねる以上アイオテの盾を持って戦うことになるので武器で全ステ+10でもギリギリになりかねない悩みは残したまま。遠影を持たせれば少しだけ盛れるのでそれで上手くカバーしたい。

それと絶対追撃無効が貰えなかったのがかなり辛い
恐らくこの部分に関しては攻撃の紫煙の追撃不可で疑似見切り追撃しろというメッセージ(ご丁寧にダメージカットにも有利状態条件がある)だろうが、仮に完全見切り追撃ならば空いたCで牽制を乗せ続けられたので結果的に数値の弱体化になってしまっている

 

とは言えそれでも攻め役、受け役両面で強化され再びゾンビ戦法で食っていけるキャラにはちゃんとなれている
上記では数値がギリギリになりかねない、とは言ったものの実装当時と違いダメカでまずちゃんと耐えるようになったのでワンパン死を恐れる必要が減ったのは非常に素晴らしい
そして何より誰に対してもちゃんと回復できるのは紛れもなく偉い。この手のキャラの宿命として凸らないと真価が発揮しきれない部分は多いが仕上がってるクロードは粘り強い遊撃役として機能する

 

なお説明文間違いで、回復不可軽減は受け時は周囲2マス以内に味方がいないと発動できない事をわかりやすくするために修正が入る模様。
正直総選挙キャラだからそこは直接アッパーしても良かった気はしなくもない。

 

サンプル

 

エーデルガルト(アドラステア皇帝)

紅花オートクレール

HP+3

奥義が発動しやすい(発動カウント-1)

ターン開始時、自身のHPが25%以上なら
移動+1(1ターン、重複しない)、かつ
「周囲2マス以内の味方の隣接マスに移動可能」を付与
(1ターン)

戦闘開始時、自身のHPが25%以上なら
戦闘中、敵の攻撃、守備-6

周囲3マス以内に味方がいる時、
戦闘中、攻撃、守備、魔防+3、さらに
攻撃した側(自分からなら自分、敵からなら敵)の
移動前と移動後のマスの距離(最大3)×2だけ増加、
かつ、自分の攻撃ダメージを与えた時、7回復
(与えたダメージが0でも効果は発動)

周囲3マス以内に味方がいる時、
戦闘中、敵の攻撃、守備-6、かつ
攻撃した側(自分からなら自分、敵からなら敵)の
移動前と移動後のマスの距離が1以上の時、
敵の奥義発動カウント変動量-1
(同系統効果複数時、最大値適用)

・キラー
・自己伝令&ブーツ
・HP条件と3マス条件を満たせば実質攻守魔+15
→激突条件で最大実質攻守魔+21
・攻撃回復
・激突条件でキャンセル
・HP条件を満たせば絶対追撃&受けで追撃被弾時ダメージカット(黒鷲の覇王)

 

今でも使おうと思えば普通に使えるキャラで、10凸も溢れるほど居たので武器錬成は控えめになるか...と予想されていたが、使用率の割には強い錬成は来た。
単純にステータスの量が凄まじく高くなり、重装が継承不可能かつ基本的に動かない重装に相性の良すぎる激突を内蔵してステータスバフ量を引き上げ、なおかつキャンセルはシンプルに強力
単にステータスを上げるだけとは言っても総合値が花を振れば現行重装レベルなので馬鹿にならない値である

 

とは言え、ステータスを上げてキャンセルと攻撃回復が付く以外には特別な効果がないというのもまた事実。
武器ではなくBで絶対追撃を実現してしまっているというのが型の自由度低下に繋がっており他の強力な隊形が持てないディスアドバンテージは一切直らなかった

開き直って盾壁で追撃せず使い捨ての壁にしよう物なら普通にデジェルの劣化になってしまうし、そもそもこのレベルのステバフには武器だけで絶対追撃も遠反も出来るカイネギスが存在している
加えてナンナ、セリス、クロルフと強豪が増えた赤を受け止めるには不足しており、単純に環境との相性が良くない
ナンナは条件次第で弾き返せなくはないのでそこに関してはかなり強いが、生き残る方が重要なセリスや特効&ダメカ無効のクロルフの相手には明らかに不足してる
エリミーヌの力を借りればセリスも倒せるがぶっちゃけそのレベルなら武器錬成前でも実現出来る

 

こういう環境的な事情の他にも

デジェルやカイネギスの高数値特化or+絶追&遠反
マルテ、カドゥンの弱化無効&特効無効
クリラム、オガの二回攻撃
Vルキナの強化無効

などと強い重装には単純な強さに特殊技能が付いている物が多くそれらに比べるとただ数値を上げるだけではやはり分が悪い
特にカイネギスとハロミルラがエーデルガルトのBを武器に内蔵したまま盾壁に出来るという事実が非常に痛い。そしてもちろん上記で出た彼らの型の自由度はエーデルガルト以上

 

それでも攻撃デバフを撒く関係でこれまで大きく削られた相手にも余裕持って耐えられるようになったのは大きな進歩。ナンナを耐えられる可能性に関しては流石に強い
攻撃回復の強さは当時の錬成総選挙エフラムなども実証しており、しぶとさ自体はかなり上がっている。
だが今後は緩やかに落ち込んで消えゆくだろうと言うのが容易に想像できるため良い錬成とは言い難い。言うならば延命に少し成功したという程度
今は強いが今後生き残れるかどうかはかなり怪しい

 

サンプル

 

リシテア(真摯なる求道者)

ダークスパイクΤ

騎馬特効 速さ+3
戦闘開始時、敵のHPが75%以上の時、
戦闘中、攻撃、速さ+6

戦闘開始時、自分のHPが99%以下で
自分から攻撃した時、絶対追撃、かつ
追撃可能なら自分の攻撃の直後に追撃を行う
奥義が発動しやすい(発動カウント-1)

ターン開始時、
「周囲2マス以内の味方の隣接マスに移動可能」を付与
(1ターン)、自分に1ダメージ

自分から攻撃した時、または
周囲2マス以内に味方がいる時、
戦闘中、攻撃、速さ+6、
自身の攻撃による奥義発動カウント変動量+1
(同系統効果複数時、最大値適用)

・騎馬特効
・敵HP条件を満たして攻めれば攻速+12
・HPが1削れていれば絶対追撃&攻め立て
・キラー
・自己伝令&1自傷
・無条件剛(柔)剣

 

ディミトリと同じく出た時から実質型落ち、精々アビサルでセリカのように扱える程度でとても対人コンテンツでまともに使えた性能じゃなかったが、攻速ステバフ増加に始まり念願のターン開始時自己自傷、キラー、ワープ再現の伝令付与で原作に近づけつつも欲しかった物のほぼ全てが手に入り実戦でも十分戦える性能になった
特にキラーは大きく今の段階で学生版が錬成でも追い越せないのが容易に想像できてしまう程

無条件剛剣で自在に奥義が繰り出せるのも勿論強力。始まりの鼓動と合わせれば流星や竜穿級に重い奥義ですら追撃で繰り出せてしまう。追撃操作も絶対追撃があるので追撃不可対策も万全の仕上がり。

 

ただ、赤の2距離枠は防衛採用だと既にクロルフで席が埋まっている事が多く厳しい印象は拭えない
結局ただ攻速盛りしかない歩行は数値で対抗できる受けには無力なことが多く、加えて天理では同様エリミーヌに自傷ごと止められてほぼ機能が停止すると弱点も丸被り
光闇なら攻め立てTAなどが出来るがそれも連防カイネギスなどには厳しめ。当然反撃は耐えられずに倒される。

 

攻城運用でも再移動がない2距離なので結局厳しい...と思われるが、自傷1を活かして献身や相互援助などのHP操作系スキルに悪用したりと変わった役割を持たせた使い方ができなくはない

またここに来て再移動1を付与してくれるピアタナが登場したため伝令効果もあって水着エイリークのようなワープ→再移動の立ち回りもでき普通に動かす分にもかなりやりやすい環境が仕上がりつつある
思考停止で扱えるキャラではないが組み合わせ次第では無類の強さを発揮する

かなり残念なのが攻速万全との相性が最悪レベルなこと。こればかりはどうしようもないので死線などで代用するしかない。

 

サンプル

 

伝承/神階英雄錬成枠

ソティス(玉座の少女)

天帝の波動

HP+3

竜特効無効 
敵から攻撃された時、距離に関係なく反撃する
射程2の敵に、敵の守備か魔防の低い方でダメージ計算
戦闘開始時、自身のHPが25%以上なら、
戦闘中、攻撃、速さ、守備、魔防+4、
最初に受けた攻撃のダメージを40%軽減

天狼・神

速さの35%を奥義ダメージに加算
与えたダメージの35%自分を回復
戦闘中、自身の奥義発動カウント変動量-を無効

・竜特効無効
・遠距離反撃
・HP条件で全ステ+4

・初撃ダメージカット

天狼・承

・速さ参照奥義ダメージ
・奥義の35%分回復
・キャンセル無効

 

期待できないとか言ってたら本当にその通りの物がやってきた
今年参戦した異常に強い防衛神階のメディウスや枠増加さえあればもっと使われていたという程に強化されたドーマ、更には遠反・竜専用という竜なら誰でも聖印で遠反が出来る状態になって期待させておいてからの見事なまでの仕打ちである

 

これに関しては正直自分の中では結論が出てるので先に言ってしまうが武器の弱さを天狼・神が全く補えてないのが全て悪い
威力を上げてキャンセルも無効にしつつ、耐えたら確実に天狼で痛手を与えるってコンセプト自体は悪くないが、それで強いのは神階補正などでステータスが盛れる場合だけで素のステータスで戦う防衛神階がやる事ではない。そもそもそれで狩れるのは精々有利色な斧騎馬ぐらいだろう。
Cと合わせたW始まりの鼓動で開幕から一発撃てた方が防衛に置くならよっぽど脅威的だったし、これに全ステ+(-)5や見切り追撃付与が内蔵されてるぐらいでやっと昨今の奥義や伝承の強化専用ABCに追いつけるというレベル
一回だけしか効果がなく武器の補完として一切機能してないアイクの「蒼の天空・承」の反省は全く活かされておらず、二距離だから微妙強化でもなんとかなったアルムの「月光閃・承」と一距離なのに大した差がない。もちろん何故か総選挙からぶん取ったマルス光炎の紋章とは雲泥の差
いずれ「グランベルの聖騎士」などの強化版まで出すことを考えたら何を控えめにする必要があったのかとしか言えない。ABCの強化は最新相当なのに奥義周りだけ何故二世代前レベルに留めておくのかは本当に理解しがたい調整である

 

武器の話題に戻るが伝承、神階専用武器の錬成なのに効果が1つ欠けているようにも見える不具合のような調整も気になる。
7月のロイは「ステバフ、奥義加速、キャンセル無効」を、去年のフィヨルムも「ステバフ、弱化無効、金剛明鏡の構え」と3つ効果を貰えているがソティスは何故か「ステバフ、ダメカ」と2つしか貰えていない
これに「竜特効無効」を加えれば確かに3つ存在するがロイが竜特効を持ち合わせた上で3つ貰えている事を考えたら世代不相応の効果量と言わざるを得ないだろう

ただし実はチキステバフ、敵ステ減少」しか貰えてない。
これを考えるに恐らく竜特効無効に加え竜の特性であるブレス効果までスキルとして加味しているというのが答えなのだろう。
正直特効無効でも継承スキルの関係で弱点が多い兵種な以上ここでデメリットを付けてくるのはいかがなものなのだろうか

 

なぜここまで強化されなかったのかという原因は筆者の考察も含めて他の意見も調べたが有力そうなのは

特効無効と遠反のセットだから
効果数の調整
遠反竜専用にステータス補正がない点を悪い意味で解釈されたから
500円で売られていてかつ英雄祭でもバラ撒いたので所持数多そうだから

なお他にも「防衛神階だからこそ盛られなかった」という意見もあったがこれに関してはドーマが真っ当な強化を得られている地点でその線はないに等しい

 

一応ダメージカットと見切り追撃が両立出来るという点から「自操作なら」まだ何とか使える程度はあるが、それでもに比べたら明らかにステータスが足りておらず先述したように天狼・神では人の可能性を・承のバフ量からなる強さには遠く及ばない。少し前により強化されている存在が登場しているのにわざわざ狙撃や滅殺に怯えながら使いたくはないだろう。
間違いなくダメージカットと見切り追撃出来る遠反なのでマシと高を括られた故の産物と言っていい。

 

防衛神階として採用するならHPが上がったのを活かして鼓動役にするというこれまでと何ら変わらない運用が主体になる。
HPが上がっている分自分は鼓動効果を受けにくくなったのでこういう点でもやはり自前で最初から天狼を打てるようにするべきだった

なおもちろんだが追加された見切り反撃に使いどころは一切ない

 

サンプル

 

ユリア(光の聖者)

至聖ナーガ

竜特効 攻撃+3 

戦闘開始時、攻撃が敵より1以上高い時、または、
戦闘開始時、敵のHPが75%以上の時、
戦闘中、攻撃、魔防+6、かつ
魔防が敵より高い時、受けた範囲奥義のダメージと、
戦闘中に攻撃を受けた時のダメージを
魔防の差×4%軽減(最大40%)
(巨影の範囲奥義を除く)

周囲3マス以内に味方がいる時、
戦闘中、攻撃、速さ、守備、魔防+4、絶対追撃、かつ
竜との戦闘時、距離に関係なく反撃する

光と闇と・承

戦闘中、自身の弱化を無効
戦闘中、敵の攻撃、速さ、守備、魔防-5、かつ
敵の強化の+を無効にする
(無効になるのは、後部や応援等の+効果)、かつ
「敵の守備か魔防の低い方でダメージ計算」を無効化

・竜特効
・攻撃値or敵HP条件を満たし、3マス条件を満たせば攻魔+11、速守+4
・竜鱗障壁

・絶対追撃
・近反・対竜用

光と闇と・承

・弱化無効
・全種凪4
→武器と合わせて実質攻撃魔防+15、速さ守備+9
・ブレス効果無効

 

武器錬成の直前になって完全同一兵種、かつ地属性被りの伝承ディアドラが参戦したことでセリスに続き親子間パワハラを受けた順調に強化待ちだったはずが急に不安を抱える展開にさせられてしまったが、ダメージカットと異例の強化、弱化無効両搭載によって差別化を図る方針になった

 

特に注目したいのが「光と闇と・承
直近で最も新しい伝承専用Bである騎士道」と同等の全ステ-5を持ち、その上で先述したように一つのスキルだけで強化&弱化無効という前代未聞のことをやってのけた
元々戦闘前攻撃比較武器だったため連帯とは相性が悪く、またユリウスが錬成によって場合によってはユリアを返り討ちに出来るという事故の要因の一つにもデバフがあったためそれらを無効化して安全に倒したり居座れるというのは非常に嬉しい。

一方でその反動か武器はやや大人しい強化だったが、それでも「竜鱗障壁」「絶対追撃」更に敵HP条件を追加したことで武器発動の安定感がかなり高まった
バフが適用されるとは言え、ユリアの攻撃基準値では攻撃条件のみだと発動が怪しかったのでこの強化はかなりありがたい
また武器は攻魔強化ではなく全ステバフの方が付いたため総合的なステータスバフ量がかなり高く、ディアドラとはまた違う形で守備が控えめな二距離とは思えない数値量を獲得した

 

ただしどちらかというと攻撃面を下げるよりは自身のステータスを上げる方が中心になっており、特に物理はどちらかというとダメージカット頼りで耐える事の方が多くなるのでディアドラに比べるとノーダメージで弾ける機会が少なく絶対安心という訳ではないのが難点か
ディアドラは加えて一度は祈りが発動する奥義によって狙撃や滅殺相手にも無理矢理耐えにいけるため1対1に関しては明らかにあちらが上手。

また対竜近反の効果に関しては壺割りで活かしにくくなるデメリットの方が強くこの効果があることによっての旨味はそこまで多くない。一応竜は受けた方が処理しやすいのでそういう意味ではありがたいがこれは飛空城というより他コンテンツで接近拒否に使う用と見た方が良い
ここが条件付き反撃不可or二回攻撃...は流石に強すぎになるが、例えばキャンセルだったらバランスを壊さずもうワンランク強かったかもしれない。

 

だが先述したように弱化&強化無効で計算が崩されない点による安定感はユリアのみの物
特にデバフが飛びまくる相手には流石に強く、同じ弱化無効でもマルテと違って騎馬魔軍団をデバフ下でまとめて受けようがディアドラと違い固定ダメージが相手だろうがお構いなく返り討ちにしてしまえる。イドゥンのように特効を受けることも当然ない。
また何らかで狙撃などの奥義を進めず対処出来ればクロルフ中心で組まれた防衛にも出せるので総評して可能性はかなり感じるキャラ
攻めも可能、かつ雑に緑ごと受け止めてワンパンで返すという複数戦闘に向いた凄まじいパワーキャラである

先月のアルム同様多めにすり抜けてから10凸に届かせたキャラで、しかもべレアが闘技場で暴れている時代に受け止められるキャラとして愛用していたため中々な強錬成&強スキルが来て正直めちゃくちゃ嬉しい

 

サンプル

 

聖杯錬成枠

ハール(黒疾風)

黒疾風の爪斧

HP+3

飛行特効無効 自身は青魔から特効を受ける
2回攻撃、速さ-5

自分から攻撃した時、または
周囲2マス以内に味方がいる時、
戦闘中、攻撃、守備+5、かつ
受けるダメージ-自分の守備の15%
(範囲奥義を除く)、かつ
敵の奥義発動カウント変動量-1
(同系統効果複数時、最大値適用)

・2回攻撃
・飛行特効無効&被青魔特効
・攻めるか2マス条件で攻守+5
・守備参照でダメージ減少(アスク、マリア算)
・キャンセル

 

原作の暁では強キャラとして(蒼炎ではただのお助け上級で微妙だった)名を馳せていたが、例のごとく汎用の勇者を渡され原作の強さにはカスりともせず飛行近接というのもあり長年不遇だったキャラ。

だが錬成によって勇者をベースに反撃にも2回攻撃対応、そして飛行特効無効、青魔特効無効という暁の聖竜騎士再現に始まり、初期スキルのキャンセル、更には欲しがられていたが超英雄や神階のスキル故に望み薄だったマリア算の調整版を獲得するなど高い原作再現度合いを見せつつも大盤振る舞いな構成となった
キャンセルに関しては元から標準Bとして搭載されていたので重複する形となったが、それよりも原作再現と有用性を上げることを優先したようだ。

 

言わずもがな2回攻撃は攻めでも受けでも速さや見切り追撃に捉われない攻撃手段として強力
元々の配分が2回攻撃か絶対追撃しないと絶望的な部類だったのでデフォ武器が勇者だったのは本当に幸運だった
倍率こそ下がっているとは言えダメージ減少は変わらず強力で、ディミトリ同様高いHPも持ち合わせるためこの手の物を扱うのに最適。少なくとも物理受けの安定感に関してはマリアのそれ以上。対竜も有利なら十分相手出来るように。

原作再現の青魔特効に関しても元々魔法受けはせず、むしろどんな色でも特効を突かれる弓特効と違い魔法の中でも青に限定されるという地点で被特効の数は大幅に減っている
1人だけ暁のルールで戦っていると書けば面白いが性能的には立派な強化。精々損害は壺割りで伝承アクアの攻撃を受けづらくなったぐらい。

 

ただし火力面に関しては不安が残る。いくら勇者が強力とは言えど所詮は威力10の武器に攻撃+5されただけなので出ないときは本当にダメージが出ない
この点はトキと組むと固定ダメージと奥義加速補助がぴったり噛み合い完璧な相性補完が出来上がるのでハールを使いたいなら最高のパートナーである
色的にも緑が苦手とする赤に刺せる青というのも補完力が高い。

また飛行というだけありスキル不足に関しては相変わらずの課題。
近影以外の候補は待ち伏せや強化無効近距離、警戒姿勢まで候補に入ってくる程度には少なくカスタマイズ性はあるがちょっと選ぶのが難しい。
ただし警戒姿勢に関しては1度だけダメージ減少×ダメージカットの両立が可能になるので意外と侮れない相性ではある。

 

先月のルトガーに引き続き中々強力な性能に仕上がりつつも原作再現度も高い良キャラの鑑のような錬成内容
まだ武器を変えれば何とか凌げたルトガーと違い、当時から無理としか言えない性能だったため今回3年越しでようやく実装されたとまで言えるだろう
武器威力や兵種の関係でやや足りない場面もあるが、やる事自体は強いのでワンチャンはある

 

サンプル

 

総評

S(超強化。弱キャラ時代は完全に過去の物に)

A(競合は多いが物は良く強い)

B(上に比べると劣るものの採用は十分出来る)

C(失点をどうしても抑えたい、ミョルニルや混沌で使いたい訳じゃなければまず使わない)

 

男性1位が強烈なバフを受けてトップに踊り出るいつも通りの展開
去年のアルムはよりにもよって環境トップが移動+1ばっかだった上に再移動がないせいで空転普及以降急速に落ちぶれていったが、流石にこちらはまだ搭載数が少ない効果を持った受けキャラというだけあって比較的長持ちするだろう

とは言え全体通して見ると去年同様総選挙だから環境破壊級の物を出すという方針はやめて平均点高めな物を満遍なく出す方針のようだ。
初期の総選挙を勝ち取ったキャラ達と違って上が居なくなって有利に上位を取ったキャラが後になる程増えるためこの方向性に関しては正直かなり良い

 

またユリアもハールも良い感じの錬成が貰えたのでそこも〇。
ユリアに関してはちょっと強化の方向性が若干無駄な方向に行った感じはなくはないが、雑に強化無効弱化無効を渡してくる辺りは今後の伝承の強化スキルにも期待を持たせてくれるポイントなのでこの方針でどんどん最新顔負けの強化してもらいたい所。

 

反面、最初から(防衛神階としては)弱く錬成で置物として産廃確定となったソティスに関しては本当にどうしようもない
武器はまだ百歩譲るにしても奥義の強化まで弱いのが痛すぎる。頑張れば自操作では使えるが先述したようにソティスが主に出られる混沌では専用でバフ量の多いロイを筆頭にそれらと赤歩行と差をつけにくいのが実情
500円で売られてるにしろ一度は英雄祭にも選ばれたキャラなのでもう少し頑張れる要素はあっただろう。

とにかく伝承や神階は強化が奥義スキルだと2距離じゃなければ現状ほぼ産廃確定という事実も痛いマルスに光炎の紋章を渡す暴挙を実行した以上渋る理由がもはや全くないので本当にこの辺はどうにかして貰いたい。

 

来月は確定している分だと水着リン、闇デューテの二人
闇デューテは微劣化版青総選挙リシテアになれれば理想的か。聖杯産で強い青魔にはアーヴが居るのでこのラインに並ぶか超えるかぐらいはしてくれないとまずお話にならない

水着リンは先月の烈火偶像でわざわざ偶像化したので化ける可能性はなくはないぐらい。
直近で最新のリンが実装されているので振り子調整される恐れもあるが、わざわざ魂使わせておいてその調整をされたら金返せと言われても仕方ないので一定のラインは超えてくるか。
飛行遠隔故に強くなる幅が狭いというハンデをどう乗り切るかに注目。

 

その他残ってる候補は実装が早い、かつ同ガチャ排出に錬成済が居る順にレテシャンブレーペトラ闇チキ&暴走カムイ辺り。
使用率が控えめそうなシャンブレーは盛られる可能性があるが現状騎馬獣の錬成も微妙、かつデジェルが異常に強くなってしまったため怪しいか。この辺りはレテも同様。

闇コンビはどちらも環境で暴れた実績持ち、かつチキは遠反で竜なので現状全く期待できない。しかも専用が護り手する気がなくただただお先真っ暗感しかない
カムイは強化内容によっては翌年の男版にも多少は影響が出る可能性があるのでどういう方向性かには少し注目。恐らく遠反竜専用が使いやすい方面にはなりそう。

 

ペトラは獣特効が今の環境に刺さるがハガを倒すためには反撃不可が欲しくアスクやカイネギスを倒すならもっと攻撃力は欲しい
速さ参照の固定ダメージぐらいは少なくとも付きそうだが、折角キラーもあるので滅殺が使いやすい錬成...は流石に高望みが過ぎるか。
条件付きでステータスがアップするほぼ忘れられていそうな条件がどう変化するのかは全く見当が付かないのでそこでどうパワーアップさせるかも見物。

 

 

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